世界中には干ばつ地帯や砂漠もある一方で熱帯雨林やスコールなどが頻繁に起こる地域もあり、水の需要と共有があっていない国が多く存在します。では、私たちが暮らす日本は水の豊かな国なのか、それとも乏しい国なのか・・・。
梅雨の時期は毎日のように雨が降り続く年もありますが、8月に真夏日が長期間に渡って続くと梅雨に貯めた分はあっという間にリセットされ、節水の喚起が行われることも少なくありません。気象庁によると2016年の東京の年間降水量は1779.0mm、エジプトの都市では年間降水量が0 mmの場所も、またコロンビアやパプアニューギニアのように年間降水量が3000.0mmを超えるところもあるので平均的に雨の降る国と言えるでしょう。
しかし雨が降っても、日本はそれを貯めておくには向いていない地形だと言えます。皆さんもご存じの通り日本列島は多くの山々を抱えています。降り注いだ雨も貯めるように努力をしなければそのまま川を下り海に流れて行ってしまう上に、通常の川の流れに雪解け水が加わった場合は氾濫の危険性もあります。そのため日本では昔から上下水道を整備し、日本特有の地形ともや降り注ぐ雨とも上手に共存してきました。
川の水の他にも日本には地下水という水源もあります。そしてその地下水で市内の水道水源をまかなっているのが熊本市です。火の国として有名な熊本県ですが、実は水の国としての面も併せ持っていて、市民約74万人は地下水を水源とした水道水で生活しています。熊本市の水道水は地下水を井戸から汲み上げわずかな塩素を加える程度の処理を行うのみですが、カルシウムやカリウムなど健康を保つのに不可欠な成分がバランスよく含まれているまさに天然のウォーターサーバーです。市内に点在する井戸や配水池・調整池等は上下水道局水運用センターで24時間監視・制御され、水の安全を保っています。蛇口を捻れば市販のミネラルウォーターと比較しても何の遜色もないきれいな水が出てくるなんて、熊本市は水に恵まれた土地ですね!
しかしながら多くの場合蛇口を捻っても天然のミネラルウォーターは出てきません。熊本県を採水地として採用しているウォーターサーバー会社もありますので、ぜひ熊本の天然水を試してみてはいかがでしょうか?!