ウォーターサーバーの水は天然水かRO水どちらにするか、どこの地域の天然水を選ぶかなどこだわる場合もあると思うのですが、サーバー本体はどこ作られているか分かりますか??
ご自宅にウォーターサーバーがある方でも意外とその本体がどこで作られているか知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。それもそのはず、説明書などには記載されておらず大きなサーバーの背面に小さく「MADE IN KOREA」と書いてあるだけだからです。
信頼度の高さは今でも日本製が随一かもしれませんが、昨今は「MADE IN CHINA」も「MADE IN KOREA」も街中に溢れていますし、一昔前に比べたら「MADE IN JAPAN」がベストという風潮も薄れてきたと思います。なので「MADE IN KOREA」に全く問題はないのですが、「でもなぜ韓国?」という気がします。そこで今回はお隣の国韓国のウォーターサーバー事情をテーマにお話ししていきます。
韓国のウォーターサーバー事情
まず韓国でどれ程ウォーターサーバーが普及しているかというと、大学の学食などはもちろん街中にある食堂やカフェにはほぼ100%設置されていると言っても過言ではありません。「水はセルフ」と紙が貼ってある場合も多いので、席についたら人数分の水を誰かが代表して取りにいくという光景はよく見られます。水をセルフにすることでその分店員さんたちも他の作業が出来るので効率はいいですね。日本の大学やサービスエリアに置いてある飲み物のサーバーは「お水とお湯」の二種でなく、「お茶、お水、お湯」のものが多いと思うので、緑茶を好んで飲む日本人らしさがこのような部分にも表れているようですね。
韓国でウォーターサーバーが普及しているからと言っての水道水が飲めないようなレベルということではありません。ソウル市でも59項目にわたる水質調査を実施し、結果を区ごとに上水道事業本部サイト内で公開しています。国際基準も満たした水なので、歯磨きやシャワーをするには全く問題なく使用できます。ソウル市内であれば硬度も60~79程度で日本とあまり変わりません。ただ、基本的に水はウォーターサーバーかミネラルウォーターを購入するというのが一般的で、水道水を飲むという概念自体がないようです。「飲めなくはないけれども、ミネラルウォーターやウォーターサーバーの水の方が美味しいから」というイメージでしょう。そもそも世界中で水道水を飲むことが出来るほど上下水道が整備されている国は多くないので当然といえば当然かもしれません。
ウォーターサーバー普及率の高い韓国だからこそ、ウォーターサーバー本体の製造も盛んにおこなわれているのですね。ウォーターサーバー普及率から考えると、日本はまだまだ発展途上ですがもしかしたら近い将来、MADE IN JAPANのウォーターサーバーが街に溢れ、ランチに行くお店にはウォーターサーバーがあることが当然!という日が来るかもしれません!